ああの、今日も夢を叶えるの巻!

ああの、今日も夢を叶えるの巻!

ミュージカル、映画、夢物語、タイ、歴史が好きな永遠の18歳(総合商社勤務歴あり)。

【夢は叶う】こてこてのサラリーマンが英語ミュージカルで主演した話

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サワディーカップ

総合商社出身の自称タイ人、ああのです!

 

以前総合商社に勤めていたとき、

ミュージカルに主演させていただきました。

昼はオフィスに勤めながらデスクワーク、

夜はお客さんとネクタイを頭に巻いてカラオケと、

超こてこてのサラリーマン生活を送っていました。

そんなこてこてのリーマンであった私でも、

熱い想いの一つで突っ走り

ミュージカルに主演した出来事は

いま思えばあっという間の出来事でした。

「会社からの自立を目指すきっかけ」と言える体験でした。

まさに「夢は叶う」と確信した経験であり、

二足のわらじは全然履けると感じた経験なので共有したいと思います。

目次

1.挑戦した経緯

ミュージカルとの出会い

ミュージカルにハマり始めたのは中学生の頃。

雨に唄えば」をベタ褒めしていた、ニューヨーク帰りの英語の先生に進められるがままに見たのが最初の衝撃。

 

突然歌い出す独特の世界観

大人の世界のストーリー

ジーンケリーの美しいダンス

 

その全てが

今まで味わったことのない外国の香りと、

キラキラした喜びに満ちていました。

続けざまに「ウエストサイド物語」、「王様と私」などミュージカル黄金時代に撮影された作品に、どんどんはまっていきました。

当時は一晩中ミュージカルをみていたこともありましたっけ。

 

ミュージカルサークルの結成

華の大学生活が幕を開けます。

私は当時ミュージカルサークルに入ろうとはしませんでした。

「演劇サークルって何か暗くてリア充感(充実した大学生活感)がなかった」

というのが選ばなかった正直な気持ちでした。

本当に失礼な話ですが、、。

やってみたい思いはあったものの、

別のダンスサークルに入ります。

ダンスも人前でやるのですがね笑笑 

その後、何年かが過ぎ自分でサークルを作りたい思いが高まります。

友達数人と連れ立ってミュージカルのサークルを結成します。

とはいえまだ鑑賞する側としてのサークルでした。

ミュージカル舞台出演は意外なきっかけで訪れることになります。 

やりたいことを探して迷走

大学卒業と同時に入社した総合商社。

第一志望であり、夢が叶ったかに思えたのですが、

職場では執拗なパワハラを受けていました。

状況を知る同期はおらず、

誰にも相談できないまま月日が流れていきました。

それは、この職場が本当に自分にとってやりがいがある職場かわからなくなっている時でした。

ふと思い立ち、かつてから行きたかった

ロンドンに行くことにしたのです。

自分が本当にやりたいことは何か

私に使命があるならなんなのだろうか

という気持ちを抱えたまま無意識に選んだ旅先、ロンドン。

ロンドンと言えば、

英国紳士、ピーターラビットチャーチルユニオンジャックなど、色んなイメージがあると思います。

お分かりのように、

私にとっては「ロンドン=ミュージカル」でした。そう、気付かないうちにミュージカルを見るために訪れていたのです。

色んな作品を探しているうち、キンキーブーツという作品に出会います。

運良く最前列をゲットし、観ていた時、

ミュージカルこそ人生をかけて取り組みたい!

と背筋と頭から雷が落ちるような震えが走ったんです。

 

ミュージカル主演へ

「これだ!これこそがおれが社会に貢献すべきことだ!

ここでやらなくては後悔する!」

と思い、日本に戻るや否や、

友人経由でミュージカルをやっている人々にアプローチをしていきました

やはりミュージカルをやるからには主演をやりたい。

それも自分が好きな作品でという思いのみでした。

そんな中、とある団体が

サウンドオブミュージックをテーマにした

オリジナルミュージカルをすると聞きました。

実はサウンドオブミュージックは私にとってとても大切な作品。

最高に素敵な歌

「ドレミの歌」や「エーデルワイス」はサウンドオブミュージックの曲です。

最高のロケーション

舞台は緑豊かなオーストリアの山々、ザルツブルクの街並み。

最高に良い役者陣

ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プランマー。

どれをとっても一級品のミュージカルです。

 

大学の時にはあまりに好きすぎてザルツブルクに行ったこともあるくらいです。

サウンドオブミュージックをテーマにした作品であれば、

最高に好きだし楽しめる!と思い、

もちろん参加することに。

当時のプロデューサーに直談判し、

「おれは主演をやりたい」

「主演でなければやらない」

「こういうことができるはず」

とにかく自分を売り込みました

こてこてのリーマンでしたが笑

いやマジで、自分を売り込めないやつに夢は語れない!

情熱が伝わり、

私主演でミュージカルをすることが決まります。

いま思えば、恥ずかしいとかそんな気持ちは一切なく、ほんとに情熱だけで動いていました。

2.主演してみて辛かったこと

練習がいざ始まると、何もかもが初めてづくし。

実は私以外のほとんどが学生で舞台の経験者。

学生だからこのミュージカルに集中する時間がたんまりある。

当たり前ですが学生たちは

日中仕事はなく、練習に集中できるわけです。

そもそも舞台を経験しているから、

大道具がこうで、舞台の立ち位置がこうで、

髪型はこうで、設定は自分で考えないといけないとか。

もう私からしたら何もかもが初体験。

知らないことだらけなんです。

ちょっと髪切っただけで、「役作りに影響するから勝手に切るな」とすごい怒られましたね。

今となってはいい思い出ですが笑

主演のプレッシャー

主演としてのプレッシャーもあるはありましたが、

そもそも自分で引き受けた以上

「やるっきゃない」

くらいに思っており、

特に神経質になったりはしなかったです。

ただ、自分から主演に立候補しているので、

周りからの期待が上がりました。

その点は辛かった笑

「自分が主演をやる」というより、

主演できるように周囲に育ててもらったという方が正しいですね。

とにかくスタッフも辛抱強くついてきてくれました。

感謝してもしきれないです。

ミュージカルと仕事の両立

他にも「舞台初めてなら練習しろや」だの、

「英語がなっていない」だの、

ずっと文句を言われ続けていました笑 

これはほんとに辛かった。。

もう吐きそうになるくらい。

日頃デスクワークしている身としては、

ただでさえ職場で怒られて凹んでいるときに

さらに業務後に追い討ちが来るわけです。

ダブルパンチ笑笑

 

「心折れそうになったか」って?

 

いや、逆に萌えました燃えました笑

好きなことやってるので、何言われてもそこまで気にならないんですね実は。

そりゃ毎回のように指摘されるのは

めちゃくちゃ辛いんですけども。

とはいえ、指摘されることが正論だし、

納得いくようなことを言って来られると、

むしろ素直になって聞いてもっと良くしようって思うもんです。

そもそも好きだから、

もっと良い舞台にしたい、

もっとお客さんを楽しませるためにはどうしたら良いか、

とか考えるわけです。

だから「すごく辛い」というより、

「辛いけど楽しかった」ということになりますかね。

今思えば演技の訓練を受けた学生たちから教わるとか、

めちゃくちゃ貴重な体験させてもらったって思います。

3.主演から学んだこと

やればできる!

本当にそれが大切なんだって思えたこと。

やる気があれば、いろんなことにチャレンジすべきです。

途中で「ああ俺はこんな歌しか歌えないのか」とか、

「いや、もっと上を目指したい」とか感じることがありました。

そうした思いも全部含めて、挑戦したこと自体が素晴らしいんです。

自分の限界が分かることって実は大切。

良い諦めがあれば、切り替えが早くできるし、

何より、「向いていない」と冷静に判断して

次の「向いている」ことを探すきっかけができます。

他人から「おまえの歌は下手だ!」とかそういう押し付けでは判断できない。

あなたの心から感じたことでないと。

または、「大したことない。もっと上を目指したい」っていう気持ちが出たのなら、

それもそれで良いんです。

上を目指してどんどん行きましょう!

やりたい気持ちとか、ワクワクする気持ちとか大事にしましょう。

やりたくないこと押し付けていると、自分枯れちゃうぜ? 

複数のことをやる面白さ

デスクワークをしている時は

もちろん仕事に集中しますよね?

ミュージカルしかやっていない時も

ミュージカルに集中するかもしれません。

しかし、私は両方やっていて良かったんです。

というのは、

仕事で辛いことがあっても

ミュージカルでそれをバネにして動けるから。

何か変なことが起きても、

それをどちらか片方で活かせる。

というか活かそうとすると、

両方が楽しくなる。

活かそうとしなくても活きます。

仕事の優先順位の付け方が、

ミュージカルの練習で活きたりとか、

ミュージカルの声出し練習のおかげで

普段の仕事で聴きやすい声になったりとか。

難しい言葉だと、相乗効果ってやつですね。

4.またやりたいか

もちろん!!

やれるものならぜひやらせて頂きたい。

「ミュージカルは人生そのもの」と、

言い切れるくらい好きだから。

ただ、今度はアマチュアとしてではなく

本格的にミュージカルをやりたいと思います。

お金をもらうって、それだけでシビれますね。

何よりお客さんも真剣で楽いじゃないですか!

真剣対真剣、まさに真剣勝負がしたい。

舞台と観客の間で真剣勝負ができるのはミュージカルの醍醐味です

まとめ

やりたいことをやらないことは、

「人として死に値する」くらい思ってます

もちろんやりたいことを実現するには、

周りの協力とか、

自分のやりたいことを真剣に見つめるとか

そういうことが色々積み重なって実現できるわけですが、

実現するまでの間やりたいという熱を保っていれるか

それが最も大切なことだと思います。

そのためには

「心からやりたい!」

「やらなかったら死ぬ」

くらいのものを探さないといけないです。

そう「夢は叶える為にある」のですから。

 

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