【映画】お金よりも大事なものとは?In Time(2011年、アメリカ)
サワディーカップ!
エンタメ好きの、ああのです!
時間の大切さをSFチックに描いた2011年のアメリカ映画、In Timeのご紹介を!
Amazon Primeで見ました!
目次
予告編
In Time - HD Trailer (2011) Justin Timberlake, Amanda Seyfried
映画のテーマ
「時間=お金」となったSFの世界観。全員が25歳の外見で止まっている。
一言で言い表すと?ハッシュタグ
#格差社会#富裕層対貧困層#時間が全て#恋愛もの#スリリング
わたし的にイマイチな点
(出典:Review: 'In Time' mediocre movie with great premise - CNN)
ストーリー展開がテンポがよくて相当早くすすむ。なのでお茶を沸かしにいっていたら内容がわからなくなり、やや巻き戻したのはここだけの話。
そのため、じっくり見ても「なんでこの動作をしているのか」が、結構不自然な所が多い。何のためにそんなに逃げ回るのかとか。一番大事なところであるはずの、なぜ25歳で止まってしまうかもよくわからない笑。
救ってもらったことに感謝している感じを匂わせておきながら、執拗に主人公を殺そうとする時間監視員は、ちょっとイタくないか?もう少し彼の人間的な部分にフォーカスしてもよかった?!時間がなさすぎるか、そうすると。
とは言え、よかった点
と、色々ツッコミどころは満載だったが実はわたし的に評価が高い作品。「ツンデレか、お前は。」って感じだが、最初のストーリーの違和感が強かったことを除けば本当に良い映画と思う。
時間の大切さに気づく
「時間=お金」というコンセプトを全面に押し出した点が何より素晴らしい。わたしたちが普段思っている「富裕層には時間がたっぷりあって貧困層には時間が無い」ということをまさに描いた作品。
とは言え、コンセプトだけで終わってしまう作品ではない。数々の名言に出会った。貧困層が放つ、「1日時間があれば有効に使える」という言葉が非常に重たい。
時間とお金がどっちが大事か?という質問がある。会社を辞めた今だからこそ確実にわかることがある。それは時間が圧倒的に大切だということだ。
もちろん生きるためにわたしも、あなたも、多少のお金は稼がなくてはいけない。でもいやいやお金を稼ぐために人生を生きている訳では決してない。そうあってはつまらないと思う。
大切な友人や家族を大事にする時間や、あなたが本当に成し遂げたいことをやる時間がない人生とはなんなのだろうか。それはあなたなのだろうか。そう、「1日1日を大切に生きないといけない」が、それを改めて突きつけてくれた作品だ。
他の記事の引用になってしまうが、このことは体験して見なくてはわからない。しかし、この映画はまさにその場にいる感覚にわたしたちを追い詰める。時間がいかに大切かをまざまざと見せつけ選択を煽るのだ。
(参考:「時間」と「お金」どっちが大事? 億ションを捨てて自転車でコーヒーを売り歩いた男の話 - ログミー)
彼の時間を自分のものとして使っていました。彼は自分の人生を所有していました。自主性を持ち、自分で自分の時間を選ぶことが出来るということ、これは私達が所有出来るものの中で最高に価値があるものです。
そう、「時間=お金」とこの映画は表向きは言っているが、時間がいかに大切かを知っているがゆえのテーマになっているのだろう。実際「明日死ぬ気持ちで生きろ」、とはよくいったもので、死ぬ気があればなんでもできる。
わたしも会社員をしながらミュージカルにだって主演できるのだ。
「分け与える」ことの大切さを教えてくれる作品。
(出典:Bella Heathcote on IMDb: Movies, TV, Celebs, and more... - Photo Gallery - IMDb)
富裕層は分け与えるだけの十分な時間を持っていながら、それを独占しており、かつ限られたエリアに住んでいる。そして富裕層は時間が有り余っており、ゆったりとして生活しているがゆえに走ることもなければ急ぐこともない。
一方で、貧困層は、富裕層が作った会社で日々働き、時間がないためにその日をせかせかと暮らす生き方ををしており、犯罪が渦巻くエリアで暮らす他ない。貧困層は富裕層が存在していることすら知らずに過ごしている、とかなり現実に即した設定も素敵な点。
「分け与えない」富裕層に挑戦する貧困層、というのがこの映画で一番描きたかった点だろう。実際、福祉事務所に送金せよとか、監視員に施すなど、こういった斬新なコンセプトのSF映画にありがちな暗いイメージを覆すかのような「善い」主人公を見られて面白い。
まとめ
ストーリーの進め方にたくさんの不思議な点と、やや無理な感じを覚えるものの、全体としてはコンセプトが面白い上に、大切なことに気づかせてくれる。そして俳優たちの演技がなかなか良かったのでまた見たい作品である。
なので始まりは微妙だけど、見ていくうちに引き込まれるという点で、結構高評価。
サワディーカップ!
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